2030アジェンダSDGsワークショップ

 2030アジェンダSDGsは「環境」の問題としてとらえられがちであるが、環境問題のみならず、地域と世界をサステナブルにするためのすべての問題を解決するものであるSDGsの基本には生命(生態 ・環境)があるが、社会や経済も重要な要素です。

SDGs、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」はSD持続可能な開発に基づいている。SDGsの目標、ターゲットはその一部で、SD持続可能な開発で行われます。

「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」は、前文、宣言、持続可能な開発目標(SDGs)とターゲット、実施手段とグローバル・パ一トナシップ、フォローアップとレビューで構成されています。

前文では、5つの重要な点(5つの’P’)があげられ、そのうちの「平和」では「平和なくしては持続可能な開発はあり得ず、持続可能な開発なくして平和もあり得ない。」となっています。

宣言では、「45(国会議員、政府、公的機関の役割)」で自治体の役割と協働について、 「41(国家、民間セクターの役割)」でCSO市民社会組織の役割が規定されています。

また、国連機関、及び、そのプログラムはSDGsへの関与が規定されているが、ユネスコのメディア情報リテラシーでは「5原則」にSD持続可能な開発が挙げられ、また、SDGsのコミットメントを具体的な形にしています。

 さて、前文の5つの重要な点のひとつにパートナーシップがある。しかし、現在の政府・自治体、企業などは、パートナーシップではなく、SDGsを組織内で完結する垂直的なガバメントモデルで実施しており、問題も多い。

 SDGsの実施については「実施手段とグローバル・パ一トナシップ」に規定されています。

 しかし、現在のSDGsの実施はSDGsの目標を受容し、その達成を目指す中央集権的「ローカライズ」により、前世紀的な目標達成型組織で行なわれている。ここでは問題の解決ではなく、SDGsの目標を達成することが重要視されています。

そして、「SDGsウォシュ」も行われている。これは、組織がSDGsを推進していると公表や報告しているが、実際には見せかけだけの現象をいいます。また、自らに不利益になることを隠蔽しながらSDGsを推進しているという「SDGsロンダリング」(長岡素彦)も行われています。

 共生「誰ひとり取り残さない」を目指していても、SDGsの実施にはこのように問題も多いです。

 このよう問題を含めて、SDGsを行うためのワークショップを下記の行っています。


2030アジェンダSDGs✖教科 =教科連携で学校SDGs

 このプログラムは2030アジェンダSDGsをハブにして教科、教科連携を図る教科指導案です。

例えば、英語の場合、単に2030アジェンダSDGsを訳すのではなく、自分や社会に関係付けて行います。

また、これによって教科連携を図るような仕組みになっています。

(例)

SDGs✖英語 みんなのアジェンダを見直そう

SDGs✖社会 みんなで社会のしくみを考えよう

SDGs✖理科 みんなでSDGsを科学しよう

SDGs✖国語 みんなで提案を書いてみよう(SDGs新聞をつくろう)

SDGs✖美術 みんなのビジョンをデザインしよう

2030アジェンダSDGs

1.SDGsで考える

2.SDGsの自分事化   地域向け・自治体向け・企業向けのみでも実施可

3.SDGsでやってみる

4.SDGsで整理する

5.SDGsで協働する

SDGsカフェ

こども・わかもの・おとなの未来 SDGs

 

SDGsを理解する-SDGs・ESD

1.「持続可能な未来」

2.SDGs

3.ESD(SDGs4-7)


SDGsで考える・整理する・協働する


自分たちの2030アジェンダSDGsとロードマップをつくろう

1.「誰ひとり取り残さない」制度・システムデザイン

2.組織の枠を超えたネットワーク

3.アジェンダ行動計画をつくる


SDGsを活用して市民、企業、自治体で地域課題の解決を目指す

1.SDGsフュチャーセッションワークショップ

2.SDGs・計画ワークショップ1

3.SDGs・計画ワークショップ2

・フューチャーセッション(多様な関係者によるワークショップ)でビジョン

・プラン・プロジェクトを具体化

・自治体総合計画をSDGs(持続可能性)の視点と市民参加の方法で策定し推進・点検体制をつくることをサポート


ドラマテックワークショップ「みんなでつくろうSDGs」

1.みんなでつくろうSDGs

2.「防災タイタニック」台風バージョン

3.こども防災路上ワークショップ

4.まち語りワークショップ


SDGs地域

1.地元学・地域学

2.地域発掘

3.地域マップ


2030アジェンダSDGs✖教育

1.2030アジェンダSDGs✖教科 =教科連携で学校SDGs

2.SDGs×ライフデザイン-持続可能なキャリアの教育

3.地域と学生とつくるSDGs 


SDGsコーディネーター(ESDコーディネーター)

1.自組織で何を説明したらいいのか

2.地域や自分たちや自組織が持続可能になるためのアジェンダをどうつくるか

3.どうコーディネートしていくか

また、SDGsコーディネーター(ESDコーディネーター)全体としては

・SDGsを理解する-SDGs・ESD

・SDGsで考える・整理する・協働する

  自分たちの2030アジェンダSDGsとロードマップをつくろう

  SDGsを活用して市民、企業、自治体で地域課題の解決を目指す

・SDGs地域

・2030アジェンダSDGs✖教育


 SDGs・ESD(持続可能な社会づくり)のコーディネーターを養成しています。

 地域と世界・地球をよくするためにいろいろな分野でいろいろなことがされています。

 地域でのいろいろな事業や活動をつなぐ地域コーディネーター(ESDコーディネーター)かせ必要とされています。

 いろいろな教育や市民参画、協働、CSRなどのこれまでの事例とみなさんの事例をもちよって、一緒に地域でつなぐ方法と地域の持続可能な未来を考える講座です。

 地域でのいろいろな事業や活動をつなぐ地域コーディネーター(ESDコーディネーター)の実例も紹介します。

 

ESD 持続可能なイノベーション(起業・経営・職業・職場)教育

 20世紀は、経済成長は達成できましたが、弱い立場のひとたちが飢餓や貧困や不平等にあえぎ、紛争が続き幼い命も危険にさらされています。また、地球環境の破壊、エネルギー危機、そして気候変動による異常気象により生活が脅かされています。

 また、グローバルな経済競争と世界金融・経済危機、特に短期的利益に基づく持続不可能な経済が格差をはじめとする問題を引き起こしています。

 しかし、経済が良くなればすべていいという考えは根強く、このことをきちんと問い直し、変えて行くことが言われ続けてます。

 その原因のひとつに教育があり、それは、経済を学んでいないということと同時に、持続可能な経済を学び、実践していく教育と、それを変えていく行動がないことです。

 他方、このような問題や社会的課題を、新自由主義や社会主義のような主義ではなく、社会的起業や地域通貨、協同労働などで解決して行くチェンジメーカーの動きも現れています。

 持続可能な経済を学び、実践し変えていく教育をESDの経済分野の持続可能な経済イノベーションのための教育「チェンジメーカー教育」とします